僕が初めて外国語という存在があることを知ったのは、多分小学4年生。
ローマ字を学ぶのが、僕の時は小学4年生からだったから。
(今は小学3年生から学ぶらしい)
姉は僕の8つ上。
彼女は当時大学受験まっただ中で、英語を学んでいた。
受験勉強している所を見かけたある日の1コマ。
僕:お姉ちゃん、大学行くのにまだローマ字勉強してんの?
姉:これローマ字と違うで。英語やで。
僕:いや、僕が今勉強してるローマ字やん。
姉:ローマ字と英語は違うで。
僕:どう違うの?
姉:アルファベットで日本語を書くのがローマ字やろ。
僕:じゃ英語は?
姉:英語は・・・・英語やん。日本語とは関係ない。
僕:え?どういうこと?
姉:うーん、例えばな、あんたがやってる野球って言葉あるやろ?
僕:うん
姉:野球をローマ字で書いてみ
僕:Yakyu(と紙に書いた)
姉:せやな。でも英語で書いたらBaseballやねん。
僕:バセバル?
姉:違う、ベースボールって読むねんで。
僕:ちょっと待って!ほんなら、日本語と英語って全く違うの?!
姉:そうやで。
僕:1個1個、野球はベースボールって覚えなあかんの?!
姉:そうやで。
僕:紙はkamiやなくて?
姉:kami、やない。
僕:えっと例えば、机とかえんぴつとか全部違うやつ覚えなあかんの?!
姉:机はtable、えんぴつはpencilや。
(具体的な単語は忘れたけど色々例を挙げられ諭された。)
僕:(絶句)嘘やん!絶対無理やん!無限に言葉あるのに?
姉:そんなん言うてもしゃーないな。そういうもんやから。
僕:(分厚い単語帳を指して)もしかして、これ全部英語の言葉?覚えてるの?
姉:そうやで。
僕:そんなん、僕できる自信ないわー!
姉:あんたも中学生になったらやらなあかんねん。
僕:(泣)
なぜか昨晩、上海駅に向かうタクシーの中でふと思い出した1コマ。
初めて日本語と全く違う言葉があるって知った時はたまげたなぁー。
もう英語習得するとか絶対無理やん!って思ったもんなぁ。
とか言うて、今はまがりなりにも中国語話せてるし、本当に人間の頭って不思議。
という、今日は雑記日記でした。